あなたはどの健康保険に加入していますか?

あなたはどの健康保険に加入していますか?~働く人が知っておきたい健康保険のしくみ~

先日、ご相談の中で、このようなお話がありました。

国民健康保険なんですが、なぜだか協会けんぽから連絡て・・・

詳しくお話を伺うと、その方はマイナンバーカードのマイナ保険証を利用されており、勤務先の健康保険に加入されていました。

また、事業主や事務担当者の方からも

「従業員から社会保険について質問されるのですが、うまく説明できなくて…。」

というご相談をいただくことがあります。

マイナ保険証が基本となったことで、会社から資格確認証の交付を受ける方も限られるようになりました。そのため、自分がどの健康保険に加入しているのかを意識する機会が少なくなっているのかもしれません。

そこで今回は、意外と知られていない「健康保険の種類」について確認してみましょう。

日本の公的医療保険制度は、大きく分けると次の3つです。

  • 会社員や一定の条件を満たすパートなどが加入する健康保険
    • 健康保険組合・協会けんぽ・共済組合
  • 会社の健康保険に加入していない方が加入する国民健康保険
    • 自営業・フリーランスなど
  • 75歳以上の方が加入する後期高齢者医療制度

このうち、会社で「社会保険に加入する」とは、厚生年金保険と①の健康保険に加入することをいいます。

そして、この健康保険は勤務先によって加入先が異なります。

  • 健康保険組合(組合健保)
    • 大企業やグループ企業が設立する健康保険で、社員とその扶養者が加入します。
  • 共済組合
    • 公務員や私立学校教職員とその扶養者が加入します。
  • 全国健康保険協会(協会けんぽ)
    • 主に中小企業の従業員とその扶養者が加入する健康保険です。保険料率は都道府県ごとに異なります。

以前は会社から健康保険証を受け取ることで、自分がどの健康保険に加入したのかを確認する機会がありました。

あなたは、どの健康保険加入していますか?

国民健康保険や後期高齢者医療制度では、保険料は世帯の加入人数や年齢、収入などをもとに算定されます。また、「扶養」という制度がなく、一人ひとりが被保険者となります。

一方、会社で社会保険に加入している方の健康保険料と厚生年金保険料は、毎年4月・5月・6月に支給された報酬をもとに見直され、その年の9月から1年間の保険料が決まる仕組みになっています。扶養している家族の人数によって保険料が変わることはありません。

このように、加入する制度によって保険料の決まり方や受けられる給付の内容には違いがあります。

特に、会社で社会保険に加入している方は、毎年この時期に9月からの保険料を決めるための見直しが行われています。社会保険労務士にとっても、7月は手続きが集中する夏の繁忙期です。

はどこの健康保険加入しているのかな?」

毎月給与から控除されている社会保険料は、どのようにまっているのかな?」

この機会に、給与明細やマイナポータルを確認してみてはいかがでしょうか。

ご自身の社会保険について気になることや、従業員への説明でお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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