
12月は、ここ北海道のように積雪のある地域では、季節によって働き方が変わる方の離職が増える時期でもあります。
(ゴルフ場のキャディさんやスキー場スタッフの方などがその代表例です。)
また、来春に向けてキャリアチェンジを考えている方にとっても、そろそろ準備を始めたい時期ですよね。
働き方は20〜30年前とは大きく変わりました。
キャリアコンサルタントという国家資格が誕生したり、退職代行サービスの利用が話題になるなど、「退職」は誰にとっても身近な選択肢になりつつあります。
その一方で、手続きの進め方によっては思わぬトラブルになってしまうこともあります。
では、安心して次のステップに進むためには、どのような準備をしておくと良いのでしょうか。
円満に退職するためのポイントを整理してみました。
1. 有給休暇の残日数
残っている有給休暇は、まとめて取得が難しいケースもあります。
退職日までに消化したい場合は、早めに退職意思を伝えて、退職時期を相談するのが安心です。
2. 退職日・最終出勤日の調整
退職日は、給与の締日や月末がスムーズです。
社会保険料は月単位で加入、離職票は締め日後に発行されることが多いためです。
引継ぎに必要な期間も考慮して最終出勤日の調整できるといいですね。
3. 必要書類の提出と依頼
- 退職届:退職日が正式に決まったら提出
- 離職票:基本手当の受給に必要。すぐ転職する場合も、念のため受け取るのがおすすめ
※事前に登録しておくと、マイナポータルから電子版を受け取ることもできます(簡単・紛失防止)
- 社会保険 資格喪失証明書:退職後の国民年金や健康保険、扶養手続きに必要
- 源泉徴収票:次の会社の年末調整、または確定申告に使用。発行時期・受け取り方法を確認
4. 退職後の健康保険
次の就職先で加入しない場合は、次の3つから選びます。
① 国民健康保険に加入
② 家族の健康保険に加入(扶養)
③ 任意継続(最長2年)
- ②は保険料の自己負担がありません
- ①と③は保険料が異なるため、比較して選ぶのがおすすめ
- 手続きには資格喪失証明書があるとスムーズです
5. 社会保険料・住民税の最終精算
- 最後の給与でまとめて天引きされる場合あり
- 住民税は「一括天引き」または「自分で納付」になる場合があります
事前に総務担当者へ確認しておくと安心です。
6. 返却物・連絡先の整理
- 社員証
- 健康保険の「資格確認書」(マイナ保険証未利用の方)
- 制服、名札、鍵などの貸与物
- 退職後の連絡先(電話番号・書類送付先など)
退職は次のステージへ踏み出す大切な機会です。
せっかくなら、これまで支えてくれた職場の方々への感謝も丁寧に伝えながら、円満に退職できると気持ちよく次へ進めますよね。必要な準備は人それぞれ異なりますので、詳しく知りたい方やご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。


